Bio Japan 2025にて2つのスポンサーセミナーを開催

バイエル薬品は10月8日~10日にパシフィコ横浜で開催された「Bio Japan 2025」にて、下記の二つのスポンサーセミナーを行いました。

■日本の創薬スタートアップとともに「Value Co-Creation」を加速するバイエルのアクセラレーションプログラム  Co.Lab Connect のご紹介

セミナー風景1

バイエル薬品は、神戸に位置するBayer Co.Lab Kobeを中心に、創薬スタートアップの育成、メンタリング、ネットワーキング機会の提供を通じて創薬エコシステムの活性化に取り組んでいますが、今年は新たにBayer Co.Lab Kobeへの物理的なアクセスがない、あるいは新たなラボを必要としていない創薬スタートアップにも支援を可能にするアクセラレーションプログラム「Bayer Co.Lab Connect」を開始し、支援の幅を広げています。
本セミナーに登壇していただいたリジェネフロ株式会社は、京都大学CiRA発のiPSC技術を活用し、ADPKD(Autosomal Dominant Polycystic Kidney Disease:常染色体優性多発性嚢胞腎)やCKD(Chronic Kidney Disease:慢性腎臓病)などの腎疾患に対する新規治療法の開発を進めています。同社はBayer Co.Lab Connectへの参画を通じて、海外での資金調達や事業化に向けたネットワーク構築を加速しており、ボストンでのイベント参加や投資家との面談など、グローバル展開に向けた基盤を整えつつあり、今後の事業展開に向けた機会を広げています。本セミナーでは、日本の創薬エコシステムの課題や展望についても会場の視聴者と活発な議論が交わされ、製薬企業による支援の重要性が改めて示されました。
今後も、スタートアップと事業会社の連携による価値共創が期待されます。バイエルは今後も創薬スタートアップやアカデミア研究者を支援し、日本の創薬エコシステムの活性化に貢献していきます。

 

Bayer Co.Lab:https://colab.bayer.com/

Bayer Co.Lab Connect:https://colab.bayer.com/en/page/co-lab-connect-en

■京都大学・バイエル薬品共催 「医療イノベーションの実装に向けて:産学官がつなぐエコシステム」

セミナー風景2

京都大学との共催セミナーでは、全国の大学・自治体・ベンチャーキャピタルを結ぶNINE-JP(National Innovation Network for Entrepreneur Japan)と、バイエル薬品のオープンイノベーション拠点 Bayer Co.Labの取り組みが紹介され、アカデミア発シーズの社会実装やグローバル展開を支える産学官連携の在り方についての活発な議論を行いました。NINE-JPとバイエル薬品は、2025年6月に米国ボストンで開催されたBIO International Convention 2025に合わせ、現地で共同イベント「Boston–Japan Startup Connect」を実施しました。
本イベントでは、名古屋大学大学院理学研究科の阿部洋教授・木村康明准教授らのAMED-LEAP(インキュベートタイプ、Leading Advanced Projects for medical innovation)採択課題「化学を基盤としたmRNAの分子設計・製造法の革新とワクチンへの展開」に関連し、同研究室所属の梶原司琉氏をはじめ、各大学発スタートアップが研究成果を発表し、海外の投資家や企業との交流を通じて国際的なネットワークを構築する機会を提供しました。
本セミナーを通じ、アカデミア発シーズの事業化における企業との早期連携や、グローバル展開を見据えた支援体制の重要性が改めて確認されました。バイエル薬品は今後も創薬スタートアップやアカデミア研究者を支援し、日本発の医療イノベーションを世界へ届けることに尽力していきます。

 

NINE-JP:https://ninejp.org/ja

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