Facts on healthy aging

ヘルシーエイジングの事

シニア世代の加齢と健康に関する意識調査

人生100年時代のプログラムの一環として、バイエル薬品が2018年6月に65歳以上のシニア世代を対象に行った意識調査(以下、シニア世代調査)では、シニア世代の約69%が年を取ることに不安を感じていることが明らかになりました。また、加齢や健康不安について周囲とのコミュニケーションを十分に取られておらず、「子ども」と月1日以上話しているシニア世代の割合は20%でした。一方で、シニア世代は「健康的で幸せに年齢を重ねる」ヘルシーエイジングのために、家族や周囲の人との「精神的なつながり」や「話をすること」が重要であると考えていることが分かりました。

 

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世界における高齢化と循環器疾患との関連(6カ国の事例)

2019年4月、Global Coalition on Aging(GCOA)はドイツ・バイエル社と共同で、高齢化社会における循環器系の健康の重要性を検討した報告書「Healthy Heart for Healthy Aging(ヘルシーエージングのために健康な心臓を)」を発表しました。この報告書では、全世界において脳卒中および循環器病(CVD)に対する意識を高めてヘルシーエージングを推進すべきであるという点が強調されています。

 

各国により人口の高齢化とそれに関連したCVDの課題は異なる段階にあり、さまざまなスピードで進展しています。例えば、ブラジル、中国、フランス、ドイツ、日本、米国での高齢化とCVDの関連を比較すると、その他の要因も影響しているとはいえ、各国の高齢化の状況がCVD罹患率と直接的に関係していることがわかります。最も高齢化の進んだ3カ国(低年齢層に比べ高年齢層の人口割合が最も高い国)である日本、ドイツ、フランスは、2016年のCVD罹患率が高く総人口の13%を超えています。これらの国と比較して高齢化が進んでいない中国、ブラジルは、CVD罹患率が総人口の8%を下回っています。

 

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