慢性腎臓病について
慢性腎臓病(以下 CKD)は、腎障害を示す所見や腎機能低下が慢性的に続く状態で、日本のCKD患者数は約1,330万人といわれています。
放置したままにしておくと末期腎不全となり、人工透析や腎移植を受ける必要があるため、人工透析患者数の増加を抑えるためにもCKDの早期発見と早期治療が重要です。
患者さん向け資材
専門医と患者さん・患者会の意見交換会
糖尿病の合併症と透析導入の予防をめざして
糖尿病は慢性腎臓病の病態を促進させ、合併症である糖尿病性腎症は、わが国における透析(血液透析・腹膜透析)導入原疾患の第1位です※。今回、「糖尿病性腎症の早期診断・治療および重症化を防ぐためにすべきことは何か」「糖尿病の合併症予防、透析導入予防治療に向けた取り組みの重要性」について、糖尿病内分泌代謝内科学専門医、腎臓・高血圧内科の専門医、透析患者さん、患者団体の代表者に対談いただき、ご自身の経験をまじえて語っていただきました。
2021年9月17日(オンラインで実施)
※新田 孝作ほか. 透析会誌. 2020; 53(12): 579-632.
糖尿病の合併症予防、透析導入予防の課題
【予防の課題編】
◆ポイント
「糖尿病の合併症予防、透析導入予防をめざす上での課題」
◆主な内容
慢性腎臓病であっても、しっかり治療をすれば健康な人と変わらない生活を送れる可能性があります。
実際に透析を受けている患者さん、サポートしている患者団体の方、そして専門医で、糖尿病の合併症予防と透析導入を防ぐために垣根なく意見交換し、情報を共有することの重要性や取り組みをご説明いただいております。
透析導入を遅らせるための早期治療の重要性
【早期治療導入編】
◆ポイント
「早期治療介入の重要性」
「重症化を防ぐために」
◆主な内容
実際に透析を受けている患者さんと、患者さんからの相談を受けている患者団体の方の経験談や治療ニーズを交えながら、専門医の先生に、透析導入時期を遅らせるための早期治療介入の重要性や重症化予防における患者指導のポイント等をご説明いただいております。
糖尿病と慢性腎臓病
【疾患概念編】
◆ポイント
「慢性腎臓病の概念と現状」
「早期治療介入の重要性」
◆主な内容
慢性腎臓病の定義、透析患者の原疾患割合の推移、糖尿病の合併症と併存症、そして発症時期、合併症予防の包括的管理について、患者さんのご経験談や質問を交えながら専門医の先生にご説明いただいております。
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