選択的直接作用型第Ⅹa因子阻害剤(経口抗凝固薬)「イグザレルト®」の不正競争防止法に基づく訴訟に関する裁判所の決定について
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大阪、2025年12月17日 ― バイエル薬品株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長:アシュラフ・アルオウフ、以下「当社」)は、選択的直接作用型第Ⅹa因子阻害剤(経口抗凝固薬)イグザレルト®(一般名:リバーロキサバン)について、日本ジェネリック株式会社(以下、「日本ジェネリック」)が不正競争防止法に基づき提起した差止および信用回復措置を求めた訴訟について、東京地方裁判所(以下、「裁判所」)が棄却する判決(以下、「本判決」)を下したことをお知らせします。本判決は2025年10月29日に言い渡され、現在、確定判決となっています。
本件は、バイエルの関連会社が所有するリバーロキサバンに関する物質特許(特許番号:JP4143297)に関する当社の情報提供が、パテントリンケージ制度の下で不正競争防止法に定義される不正競争行為に該当するか否かに関するものでした。
日本ジェネリックは上記物質特許に関して、業界紙に掲載された当社の注意喚起(以下、「本謹告」)ならびにパテントリンケージ制度の下で厚生労働省および独立行政法人医薬品医療機器総合機構(以下、「厚労省等」)に対し行われた当社の情報提供(以下、「本情報提供」)が、不正競争防止法の関連規定における不正競争行為である同社の営業上の信用を害する虚偽の事実の告知または流布に該当すると主張し、当該行為の差止および信用回復措置を求めました。
裁判所は本謹告について、特許権の存在およびその行使に関する一般的な方針を示すものであり、日本ジェネリック製品を含む特定の後発医薬品との関係で特許権の権利範囲についての見解を示すものとは理解されないため、不正競争行為には該当しないと判断しました。
さらに、裁判所は本情報提供についても、医薬品の製造販売の承認は行政処分であり、自由競争が行われる取引社会における取引とは性質が異なること、また後発医薬品の承認審査の過程で厚労省等に対してなされる特許抵触の有無に関する情報提供により、申請者の経済的価値に対する社会的評価を形成することは想定されていないこと等を指摘した上で、本情報提供は他人の営業上の信用を害するものではなく、不正競争行為には該当しないと結論付けました。
当社は、本判決がパテントリンケージ制度の目的と不正競争防止法の目的に基づく適切かつ合理的な判断を示しており、特許関連情報提供に対する適切なアプローチに関する重要な先例を提供するものであり、特許に係る適正な情報提供を根幹とする同制度の運用を維持する上で重要な判決であると考えています。
当社は、今後も自社ならびに関連パートナー企業が保有する知的財産権の保護の観点から、引き続き適切な対応を講じてまいります。
バイエルについて
バイエルは、ヘルスケアと食糧関連のライフサイエンス領域を中核事業とするグローバル企業です。私たちのミッション「Health for all, Hunger for none(すべての人に健康を、飢餓をゼロに)」のもと、バイエルの製品とサービスを通じて、世界人口の増加と高齢化によって生じる重要課題克服への取り組みをサポートすることで、人々の生活と地球の繁栄に貢献しています。バイエルは、持続可能な発展を推進し、事業を通じて良い影響を創出することに尽力しています。同時に、収益力を高め、イノベーションと成長を通して企業価値を創造することも目指しています。バイエルブランドは、世界各国で信用と信頼性および品質の証となっています。2024年のグループ全体の売上高は466億ユーロ、従業員数は約93,000名、研究開発費は62億ユーロです。詳細はwww.bayer.comをご参照ください。
バイエル薬品株式会社について
医療用医薬品、コンシューマーヘルスの各事業を通じて、日本の患者さんのための治療に変革をもたらす持続可能な取り組みを推進しています。医療用医薬品部門では、アンメットメディカルニーズの高い循環器・腎・代謝領域、オンコロジー領域、眼科領域などのスペシャリティ領域、画像診断領域にフォーカスし、革新的医薬品の提供を通じて高齢化が進む日本の患者さんの健康寿命の延伸とQOLの向上に努めています。コンシューマーヘルス部門では、赤ちゃんの「人生最初の1000日」に適切な栄養を届けるため、女性の妊娠前から妊娠期間及び産後・授乳期を通じて栄養をサポートするサプリメントなどに注力しています。詳細はwww.pharma.bayer.jp, Facebook, YouTubeをご参照ください。
バイエル薬品株式会社
2025年12月17日、大阪
将来予想に関する記述 (Forward-Looking Statements)
このニュースリリースには、バイエルの経営陣による現在の試算および予測に基づく将来予想に関する記述 (Forward-Looking Statements) が含まれている場合があります。さまざまな既知・未知のリスク、不確実性、その他の要因により、将来の実績、財務状況、企業の動向または業績と、当文書における予測との間に大きな相違が生じることがあります。これらの要因には、当社のWebサイト上(www.bayer.com)に公開されている報告書に説明されているものが含まれます。当社は、これらの将来予想に関する記述を更新し、将来の出来事または情勢に適合させる責任を負いません。