眼科用VEGF阻害剤「アイリーア®」の不正競争防止法に基づく差止仮処分命令申立却下決定に対する抗告棄却決定の確定について
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大阪、2026年1月26日 ― バイエル薬品株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長:アシュラフ・アルオウフ、以下「バイエル薬品」)は、眼科用VEGF阻害剤「Eylea®硝子体内注射40mg/mL」(一般名:アフリベルセプト、以下、「アイリーア®」)について、バイエル社とアイリーア®を共同開発し、米国以外での独占的販売権をバイエル社に許諾しているリジェネロン ファーマシューティカルズ社(以下、「リジェネロン社」)に対して、サムスンバイオエピス株式会社(以下、「サムスン」)が不正競争防止法に基づき差止を求めた仮処分申立について、知的財産高等裁判所(以下、「知財高裁」)がサムスンの抗告を棄却した決定が確定したことをお知らせします。東京地方裁判所は2024年12月16日にサムスンの申立てを却下し、その後、知財高裁は2025年8月13日に同社の抗告を棄却しました。さらに、2025年10月10日に同社の許可抗告は不許可とされ、2025年12月12日に最高裁判所が特別抗告を棄却したことにより、本件は最終的に確定しました。これら一連の手続の終結を受け、バイエル薬品は本件を公表いたします。
本件は、パテントリンケージ制度に基づき厚生労働省および医薬品医療機器総合機構(以下、「厚労省等」)に行った特許に関する情報提供が、不正競争防止法に反するか否かに関するものでした。
知財高裁は、医薬品の製造販売の承認は行政処分であり、自由競争が行われる取引社会における取引とは性質が異なること、また後発医薬品の承認審査の過程で厚労省等に対してなされる特許抵触の有無に関する情報提供により、申請者の経済的価値に対する社会的評価を形成することは想定されていないこと等を指摘した上で、先発医薬品の特許権者等が、厚労省等に対し、後発医薬品の製造販売等が特許権を侵害する旨の情報提供をすることは、不競法2条1項21号の「他人の営業上の信用を害する虚偽の事実を告知」することには当たらないと解するのが相当である旨判示しました。
バイエル薬品は、本決定がパテントリンケージ制度の目的と不正競争防止法の目的に基づく適切かつ合理的な判断を示しており、パテントリンケージ制度下における特許関連情報提供に関する重要な先例を提供するものであり、特許に係る適正な情報提供を根幹とする同制度の運用を維持する上で重要な決定であると考えています。
バイエル薬品は、今後も自社並びに関連パートナー企業が保有する知的財産権の保護の観点から、引き続き適切な対応を講じてまいります。
バイエルについて
バイエルは、ヘルスケアと食糧関連のライフサイエンス領域を中核事業とするグローバル企業です。私たちのミッション「Health for all, Hunger for none(すべての人に健康を、飢餓をゼロに)」のもと、バイエルの製品とサービスを通じて、世界人口の増加と高齢化によって生じる重要課題克服への取り組みをサポートすることで、人々の生活と地球の繁栄に貢献しています。バイエルは、持続可能な発展を推進し、事業を通じて良い影響を創出することに尽力しています。同時に、収益力を高め、イノベーションと成長を通して企業価値を創造することも目指しています。バイエルブランドは、世界各国で信用と信頼性および品質の証となっています。2024年のグループ全体の売上高は466億ユーロ、従業員数は約93,000名、研究開発費は62億ユーロです。詳細はwww.bayer.comをご参照ください。
バイエル薬品株式会社について
医療用医薬品、コンシューマーヘルスの各事業を通じて、日本の患者さんのための治療に変革をもたらす持続可能な取り組みを推進しています。医療用医薬品部門では、アンメットメディカルニーズの高い循環器・腎・代謝領域、オンコロジー領域、眼科領域などのスペシャリティ領域、画像診断領域にフォーカスし、革新的医薬品の提供を通じて高齢化が進む日本の患者さんの健康寿命の延伸とQOLの向上に努めています。コンシューマーヘルス部門では、赤ちゃんの「人生最初の1000日」に適切な栄養を届けるため、女性の妊娠前から妊娠期間及び産後・授乳期を通じて栄養をサポートするサプリメントなどに注力しています。詳細はwww.pharma.bayer.jp, Facebook, YouTubeをご参照ください。
バイエル薬品株式会社
2026年1月26日、大阪
将来予想に関する記述 (Forward-Looking Statements)
このニュースリリースには、バイエルの経営陣による現在の試算および予測に基づく将来予想に関する記述 (Forward-Looking Statements) が含まれている場合があります。さまざまな既知・未知のリスク、不確実性、その他の要因により、将来の実績、財務状況、企業の動向または業績と、当文書における予測との間に大きな相違が生じることがあります。これらの要因には、当社のWebサイト上(www.bayer.com)に公開されている報告書に説明されているものが含まれます。当社は、これらの将来予想に関する記述を更新し、将来の出来事または情勢に適合させる責任を負いません。